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Ni(NO3)2 + 3H2O 💧⚡→ NiO + 2NH3↑ + 4O2

硝酸ニッケル(II)水溶液を電気分解すると,酸化ニッケル(II)アンモニア酸素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水=還元剤)
水と混和/水に易溶/水に可溶酸化剤 + H2O還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ni(NO3)2硝酸ニッケル(II)1
酸化剤
水に易溶
H2O3
還元剤

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NiO酸化ニッケル(II)1
NH3アンモニア2
還元生成物
O2酸素4
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
Ni(NO3)2結晶性固体 + 3H2O液体
💧⚡
NiO結晶性固体 + 2NH3気体 + 4O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
940.7
1 mol あたり
940.7
1 mol あたり
313.6
1 mol あたり
940.7
1 mol あたり
470.4
1 mol あたり
235.2

水溶液における変化 (1)

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG735.3 kJ/mol
K0.15 × 10−128
pK128.82
Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
NiO結晶性固体 + 2NH3気体 + 4O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
994.2735.3869.7
1 mol あたり
994.2735.3869.7
1 mol あたり
331.4245.1289.9
1 mol あたり
994.2735.3869.7
1 mol あたり
497.1367.6434.9
1 mol あたり
248.6183.8217.4

水溶液における変化 (2)

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG800.9 kJ/mol
K0.49 × 10−140
pK140.31
Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
NiO結晶性固体 + 2NH3気体 + 4O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
947.4800.9492.8
1 mol あたり
947.4800.9492.8
1 mol あたり
315.8267.0164.3
1 mol あたり
947.4800.9492.8
1 mol あたり
473.7400.4246.4
1 mol あたり
236.8200.2123.2

水溶液における変化 (3)

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG715.2 kJ/mol
K0.50 × 10−125
pK125.30
Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
NiO結晶性固体 + 2NH3水溶液 (非解離状態) + 4O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
925.8715.2707.4
1 mol あたり
925.8715.2707.4
1 mol あたり
308.6238.4235.8
1 mol あたり
925.8715.2707.4
1 mol あたり
462.9357.6353.7
1 mol あたり
231.4178.8176.8

水溶液における変化 (4)

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG780.8 kJ/mol
K0.16 × 10−136
pK136.79
Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
NiO結晶性固体 + 2NH3水溶液 (非解離状態) + 4O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
879.0780.8330.5
1 mol あたり
879.0780.8330.5
1 mol あたり
293.0260.3110.2
1 mol あたり
879.0780.8330.5
1 mol あたり
439.5390.4165.3
1 mol あたり
219.8195.282.63

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ni(NO3)2 (cr)-415.1[1]
Ni(NO3)2 (ai)-468.6[1]-268.5[1]164.0[1]
Ni(NO3)2 (cr)
3水和物
-1326.3[1]
Ni(NO3)2 (cr)
6水和物
-2211.7[1]464[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NiO (cr)-239.7[1]-211.7[1]37.99[1]44.31[1]
NiO (g)314[1]
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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