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2NH4SCN + 3H2O 💧⚡→ (NH4)2S2O3 + 2NH3↑ + 2C

チオシアン酸アンモニウム水溶液を電気分解すると,チオ硫酸アンモニウムアンモニア炭素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
水と混和/水に易溶/水に可溶自己酸化還元剤 + H2O非酸化還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

チオシアン酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4SCNチオシアン酸アンモニウム2
自己酸化還元剤
水に易溶
H2O3

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2S2O3チオ硫酸アンモニウム1
酸化生成物
NH3アンモニア2
C炭素2
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

チオシアン酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
2NH4SCN水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
(NH4)2S2O3水溶液 + 2NH3気体 + 2C結晶性固体黒鉛
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−39.7
−19.9
1 mol あたり
−13.2
−39.7
1 mol あたり
−19.9
1 mol あたり
−19.9

水溶液における変化 (2)

チオシアン酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
2NH4SCN水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
(NH4)2S2O3水溶液 + 2NH3水溶液 (非解離状態) + 2C結晶性固体黒鉛
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−108.1
−54.05
1 mol あたり
−36.03
−108.1
1 mol あたり
−54.05
1 mol あたり
−54.05

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4SCN (cr)-78.7[1]
NH4SCN (ai)-56.07[1]13.40[1]257.7[1]39.7[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2S2O3 (aq)-917.1[1]
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
C (cr)
黒鉛
0[1]0[1]5.740[1]8.527[1]
C (cr)
ダイヤモンド
1.895[1]2.900[1]2.377[1]6.113[1]
C (g)716.682[1]671.257[1]158.096[1]20.838[1]
* (aq):水溶液, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体

参考文献

参考文献一覧

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