テトラクロリド金(III)酸
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テトラクロリド金(III)酸（Tetrachloridoauric(III) acid）は，化学式 H[AuCl4] で表される無機化合物です。
目次
名称
物質名称一覧
命名法
Nomenclature
名称
Name
- 代表的名称
- Typical name
- テトラクロリド金(III)酸
- Tetrachloridoauric(III) acid
- 組成命名法
- Compositional nomenclature
- テトラクロリド金(III)酸水素
- Hydrogen tetrachloridoaurate(III)
- 置換命名法
- Substitutive nomenclature
- テトラクロロ金酸水素
- Hydrogen tetrachloroaurate
- 付加命名法
- Additive nomenclature
- テトラクロリド金酸(1−)水素
- Hydrogen tetrachloridoaurate(1−)
- 水素命名法
- Hydrogen nomenclature
- (テトラクロリド金酸)水素
- Hydrogen(tetrachloridoaurate)
- 別名
- Other names
- テトラクロロ金(III)酸
- Tetrachloroauric(III) acid
- 塩化金酸
- Chloroauric acid
化学式と構造
化学式一覧
化学式名称
Formula name
化学式
Formula
- 代表的化学式
- Typical formula
- H[AuCl4]
- 組成式
- Compositional formula
- H[AuCl4]
- 構造式
- Structural formula
- 電子式 (ルイス構造式)
- Lewis structure
- 電子式 (ルイス構造式, 色付き)
- Colored Lewis structure
物質情報
物質情報一覧
項目
Item
値
Value
- 名称
- Name
- テトラクロリド金(III)酸
- Tetrachloridoauric(III) acid
- 化学式
- Formula
- H[AuCl4]
- 外観
- Appearance
- 黄色の固体
- Yellow solid
- 臭気
- Odor
- 無臭
- Odorless
- モル質量
- Molar mass
- 339.77 g/mol
- 密度
- Density
- –
- 融点
- Melting point
- 分解
- → AuCl3, HCl
- 沸点
- Boiling point
- –
構成要素
構成イオン
イオン Ion | 名称 Name | 電荷数 Charge number | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| H+ | 水素イオン | 1 | 1 |
| [AuCl4]− | テトラクロリド金(III)酸イオン | -1 | 1 |
構成原子
原子 Atom | 名称 Name | 酸化数 Oxidation state | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| H | 水素 | +1 | 1 |
| Au | 金 | +3 | 1 |
| Cl | 塩素 | −1 | 4 |
原子の比率
原子 Atom | 原子量 Atomic weight | 個数 Number | 原子比率 Atomic ratio | 重量比率 Weight ratio |
|---|---|---|---|---|
| H | 1.008 | 1 | 16.67% | 0.30% |
| Au | 196.966569 | 1 | 16.67% | 57.97% |
| Cl | 35.45 | 4 | 66.67% | 41.73% |
熱力学的性質
相転移特性
項目
Item
値
Value
- 融解熱
- Enthalpy of fusion
- –
- 蒸発熱
- Enthalpy of vaporization
- –
- 蒸発熱 (25°C)
- Enthalpy of vaporization at 25°C
- –
- その他転移エンタルピー
- Enthalpy of other transition
- –
溶解度
溶解性
危険有害性
GHSラベル[1]
項目
Item
値
Value
- 危険有害性絵表示
- Hazard pictograms
- 注意喚起語
- Signal word
- 危険
- 危険有害性情報
- Hazard statements
- H314: 重篤な皮膚の薬傷や眼損傷性
- H318: 重篤な眼損傷性
物理的危険性[1]
健康有害性[1]
環境有害性[1]
製法
不活性金属と王水の反応
と硝酸，塩化水素が反応すると，テトラクロリド金(III)酸が生成する場合があります。
化学反応
電離反応
テトラクロリド金(III)酸が電離すると，水素イオンとテトラクロリド金(III)酸イオンが生成します。
塩基との反応
テトラクロリド金(III)酸と塩基が反応すると，塩と水が生成します。
塩基性酸化物との反応
塩基性酸化物とテトラクロリド金(III)酸が反応すると，塩と水が生成します。
弱酸の塩との反応
弱酸の塩とテトラクロリド金(III)酸が反応すると，テトラクロリド金(III)酸ナトリウムと弱酸が生成します。
揮発性の酸の塩との反応
揮発性の酸の塩とテトラクロリド金(III)酸が反応すると，不揮発性の酸の塩と揮発性の酸が生成します。
自己酸化還元性化学種との反応
自己酸化還元性化学種とテトラクロリド金(III)酸が反応すると，種々の生成物が生成します。
還元性化学種との反応
還元性化学種とテトラクロリド金(III)酸が反応すると，種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応
被酸化性化学種とテトラクロリド金(III)酸が反応すると，種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応
難酸化性化学種とテトラクロリド金(III)酸が反応すると，種々の生成物が生成します。
酸化性化学種との反応 (酸性条件下)
テトラクロリド金(III)酸と酸化性化学種，水素イオンが反応すると，種々の生成物が生成します。
分解反応
テトラクロリド金(III)酸が分解すると，塩化水素と塩化金(III)が生成します。
水溶液の電気分解
テトラクロリド金(III)酸水溶液を電気分解すると，種々の生成物が生成します。
参考文献
参考文献一覧
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